もみじの備忘録

人生終盤に入ったけど、北関東南縁でキラキラした日々を過ごしたい!

run with dog 第3章


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姫が亡くなりました。

1月22日(火)、お昼ごろのことだそうです。
私は会社にいたので、妻からのメールで知りました。

姫は最近寝たきりになっており、リビングに寝かせみんなで世話をしていました。
その日の午前中も次男が水を飲ませてくれていて、それが最後だったそうです。

帰宅すると、妻が段ボールで棺を作り、タオルでくるんで収めてくれていました。
最近はかなり痩せてしまっていたのですが、棺の中の姫は不思議と、
元気だった頃のふっくらした感じに見えました。

優しい寝顔で、撫でるとまだ毛はふわふわでした。
でも、お別れしなくてはなりません。火葬の予約を取りました。

翌日は、会社を休み、黒を着て斎場へ。途中で花を買い、棺に入れました。
火葬後は人間と同じように骨を拾い、持ち帰ってきました。


姫は近所の迷い犬だったので誕生日はわかりませんが、おそらく16歳直前。
柴犬よりふた回りくらい大きい雑種なので、人間にすると90歳程度でしょうか?

2年半前の夏に、一度オムツが必要になり、そろそろ介護モードかな?と思ったのですが、
その後、朝晩必ず散歩に連れ出したくさん歩かせたらすっかり元気になり。

でも、去年の夏ごろから食欲がなくなり痩せはじめ、
ならばとフードを止め、手作りの食事に変え、手を変え品を変えいろいろ工夫して食べさせて。

ゼリーが好きだったので、いろいろなゼリーを作ったり。
牛乳ゼリーは僕も一緒に食べました。
姫専用には、マグロゼリーとかひき肉ゼリーとか。


それでも、食べる量も徐々に減り、痩せて筋肉も減ってしまい、
年末には、とうとう散歩が難しくなり。
それでも、暖かい日には、抱っこして外に連れ出したりもしました。

正月明けには、家の中でもほとんど歩けなくなり、ほぼ寝たきり犬に。

それでも、僕が、子ども達が、外から帰ってくると、
顔を上げ、尻尾をぶんぶん振って迎えてくれます。

家族みんなが、日に何度も姫に声をかけ、頭を撫でます。
こんな日々も悪くない、そうだ、良いベットを買ってやろうか・・・
そんな風に思ってたところで、姫は亡くなりました。


まだ半年くらいは世話するつもりでいたので、急に亡くなってしまったように感じましたが、
今になって冷静に考えれば、もう体力の限界だったのでしょう。
食事もほとんど摂れなくなっていたので。

姫がまだ若くて、子どもたち(←人間)もまだ小さくて、みんなで走り回った頃の想い出同様に、
ここ2年半、姫の世話をした日々も、思い返せばキラキラした素敵な日々でした。


会社から帰ってきて玄関を開けると、そこに居るはずの姫がいません。
あー、姫はいないんだぁ・・・。
もう亡くなって20日が過ぎますが、まだそんな風に感じるシーンが良くあります。

姫は柴犬同様とても毛が抜けたので、我が家の床やソファーはいつも毛だらけでしたが、
さすがに20日経つと、もう姫の毛はほとんどなくなりました。

肉もアイスもお菓子も、いつも一緒に食べていたので、
もう分け合う相手がいないのが一番さびしいです。

リビングの棚の上には、お骨と写真。
奥さんが毎日花をあげてくれています。

来週の月命日を過ぎたら、お骨を土に戻そうかなと考えています。



さて、我が家のもう一匹の娘のチビ姫ですが、
姫がいなくなったことを解っているいるようで、
10日程は元気がありませんでした。

その後は、元気は出てきたものの、
家では妙に甘えん坊になってしまったり、
散歩で外に出ると、とても警戒心が強くなっていたりと、
やはり以前とは様子が違います。

それでも、我々の姫がいなくなった寂しさを埋めてくれるのは、
やっぱりチビ姫のようです。

我々にとっても、久しぶりの犬一匹生活ですし、
チビ姫にとっては、初めての犬一匹生活です。

これからは、チビ姫を大事にしていきたいと思います。姫の分も。


そのチビ姫ですが、今現在たいそうお太りになってしまっています。
ソファーに飛び乗り損ね落ちることもしばしば。

この半年間、姫になんとか食べてもらおうといろいろ工夫していて、
それでも姫は思う程は食べれなくて、そうなると残りをチビ姫がたいらげるから、
そりゃ太ってしまうわけです。

更に、散歩も姫に合わせてゆっくり&短い距離になっていて、
運動量も減ってしまってたから、なおさらです。

なので、目下の課題は体重減。
腰を痛めやすいダックスは、太るのは厳禁らしいので。


というわけで、run with dog(チビ姫) を再開しました。

ここ2年くらいは、姫に合わせ walk with dogs だったので、
僕にとっても久しぶりのランです。

姫とは、run with dogs というより、jog with dogsだったのですが、
チビ姫はjogでは済みません。
ものすごい勢いで走りたがるのです。

今まで姫のペースで散歩している時も、常に先に行こうと引っ張ってましたが、
1匹になるとこんなにも走りたがるのかと驚いてます。

もともと散歩中は、匂いもあまり嗅がず、おしっこもしないチビ姫。
止まることなく、とにかく走る走る。

なので、僕のほうがついていけません。息上がりっぱなしです。
それでも、姫の体重減のためと頑張っていたら、膝を痛めてしまう始末。

自分のランニングなら、痛みが引くまで休むところですが、
犬の散歩は休むわけにはいきません。

で、歩くだけのつもりでリードをつけると、ものすごい勢いで引っ張られ・・・
結局走ることになり、膝が治らない(笑)

まぁ、そう長い距離でもないので、だましだましいこうと思います。
そうこうしているうちに、僕も痩せられるかな?


それにしても、もう高齢犬の入り口の年齢のチビ姫がこれだけ走れるのも
さいころから僕と姫と一緒に走ってたからこそ。

そして、僕がまだ多少は走れるのも、40代のころに姫と一緒にたくさん走ってたからこそ。
姫がいたから、僕は走り続けられた。姫が走ろうよって吠えてくれたから。

そんな姫に感謝しつつ、今後はチビ姫と走りたいと思います。


※動画はチビ姫が走り始めた2011年