ベティー・ブルー の ゾルグになりたかった頃


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今週のお題「最近見た映画」

うーん、最近見てないや。どうしましょ? と思ったけれど、案外同じような方が多いようで、昔見た映画のことを書いてる人を多数発見し、それに倣うことに。

なんなら、最近ネットでまた見たことにしよう。

 

昔見た映画といってもいろいろあって、例えば「好きな5本をあげろ」と言われてもとっても難しく。なので、自分の人生に影響が大きかった映画のことを書きます。

 

ベティ・ブルー 愛と激情の日々

フランス映画です。調べたら1986年作だって、古いなぁ(笑)

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怒るフランス女の代表、ベティ

恋愛映画だとは思いますが、甘くハッピーな映画ではありません。フランス映画らしく破滅に向かっていく系です。

ストーリーもあまりはっきりしてなくて、一見無駄なようだけど印象に残るシーンを積み重ねる、映画としてもちょっと変わった作りの作品じゃないでしょうか?

最初に見たのは大学生の頃。当時は、エンターテイメント指向の強いアメリカ映画を嫌い、フランスや東欧の映画を好んで見てました。なんでだろう?

 

怒るフランス女

自分のフランス映画の印象は、女の人がとにかく怒るというもの。

日本だとちゃぶ台引っくり返すのは頑固親父ですが、フランス映画では、屋外のカフェでテーブルクロスを吹っ飛ばすのは怒るフランス女でした。

特に、一見大人しそうな顔のイザベル・アジャーニとかが、烈火のごとくお怒りになるシーンを見て、最初は衝撃を受けました。が、フランス映画を続けて見ていくと、大人しい女性なんていなくて、みんな怒りまくり。だんだんそれに慣れてきて、そういう女性を魅力的だと感じるようになりました。

 

「ベティー・ブルー」を見たのもちょうどその頃。

主人子のベティーは怒りまくりです。それも、ちょっとしたことで不条理なほど怒る。おいおい、それでそんなに怒る?、怒るにしても、そうも衝動的な行動をしなくても・・・ とハラハラするくらい。

ただ、女優さんが好みのタイプではないせいか、自分がベティーを魅力的と思うことはなく、むしろそんなベティーを見守る恋人のゾルグに惹かれました。

 

 

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荒ぶるベティーをひたすら優しく支えるゾル

ゾルグは荒ぶるベティーを、ひたすら優しく支えるのです。そういうキャラを見たことがなかったので、とても新鮮でした。

そして自分は、怒るフランス女系に魅力を感じるだけでなく、そういう女性を優しく支える男性像に憧れるようになってしまいました。

 

怒る日本女

そしてその10年後、自分は「怒る日本女」と結婚してしまいました。

結婚前のある夜の銀座線の車中、ちょっとしたことで彼女の怒りが爆発し、大声で僕を罵倒しつつ自分も大粒の涙を流したことがありました。

乗員の視線を一身に受けつつ、涙をふこうともせずひたすら怒りを爆発させる彼女の姿に、狂気を感じつつも、この女性は僕が守らなきゃと思ってしまったのは、おそらくゾルグの影響です。

 

それから随分時は流れましたが、今でも彼女(奥さん)は相変わらず怒りまくりです。

一方自分は最近、ゾルグ的成分がかなり薄くなってしまい、「怒る奥さん」をなだめ支えるような行動ができてない気がします。

それどころか、下手すりゃ自分がちゃぶ台をひっくり返しかねないかも。

 

二人でひっくり返しあってたら話にならないので、久しぶりにベティー・ブルーを見て、ゾルク的成分を補給したほうがいいかもしれませんね。

 

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