「フライフィッシャーって何?、なんでカゲロウに詳しいの?」という質問をもらいました。それに答える投稿になります。
タイトルの「フライフィッシングってどんな釣り?」も説明する内容になってるはず。
フライフィッシングは、虫を食べてるお魚を、虫を模した毛ばり(=フライ)を使って釣る釣りです。
左の6本がカゲロウを模した毛ばり。一番左2つが幼虫、それ以外は亜成虫。
コイやフナは、ミミズやおイモ(サツマイモ・ジャガイモ)が好きですが、イワナ・ヤマメ・ニジマスなどの鱒(マス)の仲間は、虫が大好きです。川の上流で、ミミズやおイモが流れて来ることなんてありませんからね。流れてくるのは虫(主に川虫)です。
で、その川虫の代表がカゲロウです。
幼虫は、川底の石の裏側などに張り付いて暮らしています。そこにずっといれば、お魚に食べられることもありませんが、交尾・産卵のために、水面に泳ぎ上がり、水面で羽化します。(蚊も水面まで泳ぎ上がり、水面で背中割って羽化しますよね。同じです)
そして、羽化が始まると、無防備に水面に浮いてるカゲロウを食べに、お魚が集まってきます。そのお魚を、カゲロウを模した毛ばりで釣る人が、フライフィッシャーです。
その川でその時間に羽化しているカゲロウと、同じ色や大きさの毛ばりを使います。そうじゃないと、釣れないことが多いのです。
だからフライフィッシャーは、いつ頃、どの川で、どんな種類のカゲロウが羽化するのかを調べ、そのカゲロウに合った毛ばりを巻いてから釣りに行きます。
これが、フライフィッシャーがカゲロウに詳しい理由です。
と文章で書いてもイメージしづらいと思うので、こちらの動画もどうぞ。英語だしちょっと長いのですが、この動画はフライフィッシャーの世界観を良く表してます。
- 00:00~01:08 カゲロウの紹介。飛ぶ様子や魚に食べられちゃう様子。
- 01:08~03:07 黄色いカゲロウの毛ばりを巻くシーン。飛ばしちゃっていいです。
- 03:07~03:19 魚が、水面でパタパタするカゲロウを食べるシーン。必見!
- 03:19~04:56 毛ばり釣りのシーン。3:35に釣れます。
この動画に出てるような、黄色く大きなカゲロウが、日本にもいます。
フタスジモンカゲロウは、高原のきれいな川に住んでいます。
フタスジモンカゲロウが住んでる川では、黄色い毛ばりが圧倒的に釣れます。福島の高原のキャンプ場の裏の川、フタスジパラシュート投げたら爆釣だったなぁ・・・
あー、久しぶりに行きてーなぁ、フライ巻いて!