「桜と言ったら、やはりソメイヨシノ」、そう思います。
春の訪れとともに一斉に咲くところと、日本の景色に合う花びらの薄いピンクの色合いは、ソメイヨシノならではだと思います。
自分的に許せないのは、ソメイヨシノより早く咲く桜。
特に早く咲く河津桜や玉縄桜は、ちょっと勘弁して欲しいと思っちゃいます。
梅の開花と被るからです。お前らも桜なんだから、もう少し待てや(笑)
でもソメイヨシノ、他の桜に変えていく動きがあるそうです。
理由はソメイヨシノが 1) 病気に弱く 2) 大木になり過ぎ 3) 寿命が短い ために、管理が大変だかららしいです。
そこで、1) 病気に強く 2) 大木にならず 3) 寿命が長い 桜の品種のなかで、比較的ソメイヨシノに近い花が咲く、ジンダイアケボノに変えるのだそうです。
今、桜の名所で咲いているソメイヨシノは、戦後に植えられたものらしく、ちょうど今それらの木が寿命を迎える頃にさしかかってるという事情もあるそうです。
そうか、ソメイヨシノの維持管理が難しいのか・・・
自分は「桜はソメイヨシノでしょ」と思ってましたし、ジンダイアケボノの写真を見て「花が派手なピンクで、ちょっとなぁ・・・」とも思ってましたが、ジンダイアケボノ化も仕方ないのかもしれないと思い始めました。
そこで、ホンモノのジンダイアケボノの花を、見に行ってみることにしました。
実際に見て、「派手派手ピンクでやっぱりイヤ」と思うのか、「案外イケるじゃん」と思うのか、確認してこようというわけです。
幸いウチからそう遠くないところに、ジンダイアケボノが多く咲いてるエリアがありました。
ジンダイアケボノのほうがソメイヨシノより少しだけ開花が早いそうなので、週末まで待つと散ってしまうかもしれないと思い、今日仕事の合間に、小雨の中見に行ってきました。
これもジンダイアケボノのメリットらしいです


どうです?、違和感ありますか?
自分は、写真で見て思ってた程「派手派手」ではなく、違和感もないと感じました。
奥さんも、同じように感じたそうです。
ジンダイアケボノ、キレイだし、日本の景色にも合うようです。
まぁ、バリバリ違和感感じるような品種は、選びませんよね。
これから植えられる桜は、おそらく主にジンダイアケボノになっていくのでしょう。
桜が増えることはいいことですし、変にこだわりを持つより、ジンダイアケボノの良さを楽しむ気持ちになったほうが良さそうです。
でも、ところどころにあるソメイヨシノの巨木とその花を見ると、やっぱりソメイヨシノの薄い色合いはいいなと思いました。
古いソメイヨシノも、大事にしていってもらえると嬉しいです。