今日は「釣り」で思うことを、理屈っぽくウダウダ書きます。
鮒に始まり、鮒に終わる
「鮒に始まり、鮒に終わる」という釣り人の格言があります。
この言葉、いろんな解釈があるようですが、その一つは・・・
- 誰もが初めて釣りの世界に足を踏み入れる時には、まず身近な場所で、手軽な鮒釣りからその楽しさを知る。
- やがて大物を夢見て、海や渓流へと繰り出したりと、様々な釣りの経験を積む。
- でも、最終的にはどんな釣りにも共通する普遍的な楽しさを見つめるようになり、原点でもあり、身近で素朴でシンプルな鮒釣りに回帰する。
というものです。
これが表してることを、もう少し理屈っぽく言うと・・・
- 魅力的なモノには必ず、個別の要素を超えた共通の価値や本質(コアバリュー/ コアエッセンスと呼べるもの)がある。
- それを見つめること(コアフォーカス)ができるならば、素朴なものでも十分楽しめる。
ってことになる思います。
「そんなんでいいんだよ教」の信者としては、こう解釈したいのです。
チルアウトアングラー
いい道具を揃え、遠い釣り場へ出かけなくとも、コアフォーカス・エッセンスフォーカスすできれば、けっこう楽しいものです。
むしろ、釣果やサイズに執着せず、その瞬間の心地よさや、釣りという行為の奥底にある普遍的な魅力のみを感じるには、案外身近な場所での、最もシンプルな釣りのほうが、いいのかもしれません。
そもそも釣りって、「子供がやる遊びを大人がまだやってる」「犬にボール投げると喜んで取ってくるのと一緒」「ネコが猫じゃらしに飛びつくのと一緒」な気もするので、コアフォーカス・コアエッセンスなんて考える必要がない、もっと本能的なものかもしれませんが。
で、そういう境地に達した釣り人を、チルアウトアングラーと呼びたい思います。
ええ、もちろん自分のことでもあります。
今まで使ってた「そんなんでいいんだよ教的釣り人」と同じ意味ですが、チルアウトアングラーのほうがカッコイイでしょ?
※金なしアングラーとも言いますが・・・
マブ4匹
で、今日は実際に鮒釣りしてきました。近所の公園の池で1時間だけ。
5尺の小物竿、自作の棒ウキ、1本針、。餌はいつもの「野釣りグルテンダントツ」。
もちろん竿掛けなし、手持ちです。自分ヘラ師じゃなく、小物釣り師なので。
普段の釣り時間は15分なので、練り餌の釣りは出来ません。餌作ってるうちに5分くらい経っちゃいますから。
でも今日は「父の日だから、1時間釣ってきていいわよ」と奥さんが言ってくれたので、久しぶりに練り餌の鮒釣りができました。
今日は、15cm~20cmくらいのマブが4匹釣れました。
あー、楽しかった。