もみじの備忘録

人生終盤に入ったけど、北関東南縁でキラキラした日々を過ごしたい!

早く多党化時代に合った内閣組閣のやり方に変えたほうがいいんじゃね?


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政局、なかなか面白い状況が続いてますね。

自分の場合ノンポリなので、誰を応援するとかはなく野次馬です。楽しませてもらってます。

 

が、「なんでこんな非効率なことやってるんだろう?」という疑問もありまして・・・

もうちょっと制度&運用を改善したほうがいいんじゃね? と思うわけです。

 

だって、今の日本の内閣組閣の仕組みって、「多党化時代」 「ハングパーラメントが常態化する時代」に合ってない思います。

今の仕組みでは、今までの状況見ればわかる通り、変な首相・変な内閣ができちゃうリスクが高すぎますし、それを防ぎようがありません。

また、来週が首班指名だというのに、野党第1党がバカな事やってたりするし、報道とかも政局(首班指名の数合わせ動向とか)ばかり。

そうじゃないでしょ? と思うわけです。

「そもそも、こんな制度・運用でやってることがおかしい」「時代遅れ」って、専門家の誰か言ってくれないのかしら?

 

 

自分が思う首相選出・内閣組閣のアンチパターンは以下3つです。

  • a) 一時的な「風」で極端な選挙結果が出て、その勢いで変な首相が選ばれ、その変な首相が変な内閣を組閣してしまう
  • b) 与党内の権力争いの結果、変な首相が選ばれ、その変な首相が変な内閣を組閣してしまう
  • c) 「政権取りたいだけの野党」が野合し、その結果、変な首相&変な内閣が出来てしまう(で、その内閣は何もできない)

こうなってしまうのがイヤなのです。

そうならない仕組みに変えるのって、そんな難しいことじゃない思います。

他国には、参考になる事例もあるみたいですし。

 

 

「欧米がいい」というつもりはありませんが、多党化・ハングパーラメント常態化の先輩といったら、やはり欧州の議員内閣制の国になります。

それらの国では、以下のような制度&運用らしいです。

  • まず、Formateur(連立協定責任者?)を決める。Formateurは第1党の党首が任命されることが多いらしい。
  • Formateurが各党と、数週間をかけ(長いと数ヶ月の場合も)、じっくり政策や内閣布陣を協議し、連立協定書を作る。
  • 協議がまとまると、たいていFormateurが首相になる。
    まとまらないとFormateurを交代させることもあり、その結果第2党+第3党が政権担うこともあるらしい。
  • 連立協定により、何をやるか、誰がどの大臣かなどを公表し、議会で信任されて政権スタート。

 

この仕組みにより、以下のようなメリットがあるそうです。

  • 連立は政策ベースで組まれる (野合では成立しない)
  • 第1党党首でも、他党から賛同得られないような人の場合政権握れない
  • 協定書が公開されるため透明性がある
  • 守らないと連立崩壊するから、ちゃんと守ろうとする

 

デメリットは、スピード感。

「数週間をかけて(長いと数ヶ月の場合も)協議」の部分ですね。そこが遅い。

その間は、旧政権が政治をしますが、当然重要なことは決められません。

1カ月程度ならいい思いますが、1年以上かかったケースもあったようで、さすがにそれは・・・。

ただそこは、期限をルール化すれば解決しそうな気はします。

 

 

おそらく国民民主は、こういったことをイメージしてるんじゃないか思います。

多党化・ハングパーラメント常態化している欧州各国の政党の在り方をベースに、日本に合ったやり方をしようとしてるんじゃないかと・・・

今行われている連立交渉の中で、彼らが変わらず言ってる「政策合意なしに連立しても意味がない」ってことも、この脈絡で捉えると当たり前な事に思えます。

※「ひるんでる」とか「実効性がない」などと非難してる人もいるみたいですけど・・・

 

 

ヨーロッパ式を日本に適用するなら、連立協定作成をオフィシャルな政治プロセス(慣習?)にすればいい思います。

また、連立協定責任者は、第1党の党首が行うことにするのが無難と思います。

今ならば、高市さんが連立協定責任者として、各党と協議ですね。

そこでしっかり、政策や内閣布陣を協議をしてもらい、協議内容は連立協定書として公表してもらうということです。

※立憲民主が意味ない数合わせやろうとしてますが、そういう動きも封じることができますね。

 


そうなれば、今までの「数合わせ」中心の政治から、「政策ベースの政治」に変わることができそうに思うのですが、どうでしょう?

運用の変更でしかないはずなので、憲法改正も法律改正も要らないはず。ハードルも高くないんじゃないか思います。

誰か、そんな風に変えてくれないかしら?

 

 

 

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