「計数管理担当者」的な役割の人って、各部に居る思います。
営業部門だったら売上の予算・実績・見込の管理を、製造部門や管理部門だったらコストや生産性数字の管理をしてるような人です。
エンジニアやデータサイエンティストではなく、事務方の人。
使えるツールもEXCELとかPowerQueryくらいまで・・・って感じの人達です。
自分はそういう人たちに、データ供給する役割を担っています。
だから、計数管理担当者的な人と、接する機会はかなり多いのです。
3年前くらいからは、データを供給するだけでなく、供給したデータをより活用してもらえるよう、BIツール(PowerBI)のダッシュボード作成方法のレクチャーもやってます。
「計数管理担当者」的な役割の人って、もともとEXCEL得意だったり、少し前にはAccessも触ってたりする人が多いので、たいていすぐに覚えてくれます。
今時は、BIツールのほうも良くできてますしね。
しかしここに来て、覚えてもらうべきは、もはやBIツールじゃないんじゃね? ってなってまして・・・
そうです。AIです。
実は「計数管理担当者」的な役割の人がやってきた仕事のうち、特にデータ加工・データ整形的な作業って、AIがとても得意な領域だったりします。
頼めばAIが、データ加工&データ整形するアプリを、さくっと作成してくれるのです。
それも、小難しいAIサービスを使う必要はありません。
普通のAIチャット(ChatGPTとかClaudeとか)に「こういうプログラム作って」ってお願いするだけ。
自分も最近、いくつか試してみてました。
まずは、マスタデータの結合。
「3つのマスタデータ(Excel)を結合して1つのマスタにする処理」を行うアプリの作成を頼みました。
これは簡単な処理なこともあり、読み込む3つのファイルを渡し、2~3分仕様を伝えたら、すぐにブラウザ上で動くアプリを作ってもらえました。
次には、もう少し難しい処理。
10年前に誰かが作った「キャッシュバック金額計算するEXCELマクロ」がやってる少し分岐が多いやや複雑な金額計算処理です。
こちらは仕様説明も全くなく、マクロ渡しただけで、数分でアプリに書き換えてくれました。
あとはデータ加工。
Excelでは扱えないような大量件数のCSVファイルをクロス集計するような処理で、モダンEXCEL(データモデル利用)でやっても、なかなか処理が終わりません。
が、これもちょっと説明するだけですぐにPythonのコードを作ってくれたし、処理時間もとっても早くなりました。
この結果には、けっこう驚きました。
もはや「なんだよ、今までやってたことって何さ?」って印象すら・・・
やっぱり、そういう時代なんでしょうねぇ・・・
で最後に、タイトルの「AI時代の計数管理担当者に必要なスキル」についてです。
もう、EXCELの関数の知識とか、PowerQueryでデータ加工する技術とか、そいういのは要りません。(←要らないは言い過ぎ。あったほうがいい。優先度が下がるだけ)
それより、以下が必要になる思います。
- AIに対し、「こういうアプリ作って」と仕様を的確に伝える力
- AIが作ったアプリやプログラムが、正しい数字を出してるか確認検証する力
「仕様を的確に伝える力」、こっちは比較的なんとかなる思います。
問題は「確認検証する力」のほうです。こっちは難易度が高めじゃないかしら・・・
というわけで、ウチの会社では来年、各部の計数管理担当者に、この2つの力を習得してもらうためのプログラムを実施する予定です。
プログラムと言っても、実質的には「こんなことできるんですよ」とお知らせするだけになりそうです。
それ以降は、やり方も全て、AIチャットに聞けば教えてくれますから。