気になってしまった シリーズです。
先日、車で信号待ちしてて、たまたま目に入ったお家の雨戸をなんとなく見てた時に、つい気になってしまいました。
「雨戸って、名前おかしくね?」って。
雨防ぐのはガラス窓です。
雨降って来たからって雨戸閉めませんよね?
「雨戸」って呼ぶべきは、ガラス窓のほうなんじゃね って思いません?
ウチの奥さんは、「台風の時とかは、雨戸が雨防ぐでしょ?」って言って雨戸のことをかばってましたが、それって防いでるのは主に「雨」じゃなく「風」だから。
「風戸」とか「台風戸」ならまだ理屈通るけれど、「雨戸」はおかしいでしょ?
なんで?、なんで雨戸?
でも少し考えたら、自分でも答えがわかりました。
まだガラス窓がない頃、障子だけじゃ濡れて破けちゃうから、障子の外側に雨防ぐ戸が必要だったんだろうなぁ・・・ と。
奥さんとも「きっとそうだよね!」「現代の感覚で、雨戸はおかしいなんて言うのは想像力欠如よ」なんて話をし、疑問解消となりました。
が、家に帰り、一応「ホントにそうだよね?」と確認するため調べてみると、どうも違うっぽいことがわかります。
ガラス窓がないころの日本の家には、軒(のき)や庇(ひさし)と縁側があり、雨戸がなくても障子も縁側も濡れないようになっていたのです。

じゃぁ、このころの雨戸の役割は何? となると「1) 防犯的な意味(毎晩夜には閉める)」だったり「2) 暴風雨を防ぐ」だったりなので、現代の雨戸と変わりません。
現代も昔も、雨戸の主な役割は 『雨を防ぐ』じゃなかったのです。
じゃぁ、なんで雨戸って名前になった?、ますますわかりません。
ちなみに、欧米では雨戸とは呼ばないそうです。
「鎧戸」とか「シャッター(金属のシャッターのことじゃなく雨戸のこと)」とか呼ぶそうです。
なんだよおい、ますます「雨戸」っておかしいじゃん!
気になって、いろいろ調べてみましたが、明確な答えはわかりませんでした。
でも、おそらくこれが理由だろうな・・・という説は見つかりまして、それがこれ。
- 日本の建物には昔から、「雨仕舞(あまじまい)」という、屋根や外壁、窓枠などの隙間から建物内部に雨水が浸入しないよう、雨水の「通り道」を作り、適切に排水する設計・施工技術があった。
- 雨戸は江戸時代に、「引き戸で、戸袋に複数毎収納するような形式」が確立したそうですが、その時の雨戸は「雨仕舞の1パーツ」と位置付けられていたらしく、実際排水の工夫などもされてたそうな。
- また当時、そのスタイルの雨戸を売りたい大工達が、「今までの戸と違い、雨に強い戸ですよ」というアピールをするため、雨戸という名で売ってたらしい。
ふむふむ、そういうことでしたか・・・、それなら納得できる気がします。
でも、用途と名前が合わないのは、ちょっと気持ち悪いですな。
鎧戸とかシャッターのほうが、まだいい気がします。