もみじの備忘録

人生終盤に入ったけど、北関東南縁でキラキラした日々を過ごしたい!

拝啓 渡辺真知子さま、もしかして朝まずめの釣りですか?


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今日は「歌謡曲」のことを書きます。

かもめが翔んだ日」を聞くと、腑に落ちない歌詞があって、どうにもモヤモヤしてしまう というお話しです。

 

気になりだすと止まらない

自分は「言葉」に敏感なところがあって、モノの呼び名やことわざなども不思議に思ってしまい、無駄に「なにこれ?」「なんで?」と考えてしまうことがあります。

「べらぼうに高い」の「べらぼう」って何さ? みたいな感じで。

 

同じ様に歌の歌詞も、「ん?」っと気になってしまうことがありまして。

特に、子供の頃に意味も解らず歌ってたような歌を久しぶりに聞いたりすると、その歌詞に「ん?」「なんで?」となってしまうことがよくあります。

 

半年前に書いたこの記事もそうでした。

「ハリケーンなのになんで窓開けてるのさ?」「危なくね?」ってことが気になりだしてしまい・・・

 

今日の記事もこれと同じパターン、歌謡曲に「ん?」です。

 

 

ハーバーライトが朝日に変わる ってことは・・・

今日の曲は、渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」です。

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1978年4月発売だそうなので、自分はまだ小学生。平凡とか明星の歌詞本で歌詞覚えてた頃じゃないかな?

当時は、かもめの歌だと思ってましたね。まさか失恋の歌だとは・・・

だって、渡辺真知子さんのあの歌い方、失恋の歌じゃねーですよ(笑)

 

で、久しぶりにこの歌を歌い(帰省する車の中で夫婦で歌っちゃいました)、「ん?」となったのはこの部分です。

ハーバーライトが朝日に変わる その時、一羽の、かもめが翔んだ

自分がこの歌になんとなくイメージしてたのは、港町の夕方の景色だったので、「あれっ、夕方じゃなく朝なの」「それも早朝?」ってトコに引っかかってしまいまして。

 

へぇ、早朝の海ねぇ・・・

渡辺真知子さん、もしかして朝まずめの釣りですか? (←んなわけがない!)

 

いや、失恋の歌だってのに、釣りしてどうする。

仮に真知子さんが釣りガールだったとしても、失恋の痛手の中では竿出さないでしょ。

 

でも釣りじゃないとなると、早朝ってのが、全く腑に落ちないわけです。

だって2番の歌詞からすると、真知子さんは港町に住んでるわけではないのです。

「季節外れの港町」に、彼との思い出をなぞりにやってきたのだろうと思います。

 

日の出の時間に港町にたどり着けるとなると、交通手段は電車ではなく車かバイク。

ってことは「港の坂道駆け降りる時、涙も消えると思うのでしょうか?」の駆け降りるのも、車かバイクでですか?

いやいや、それじゃぁ、涙消えないでしょ。

 

じゃぁ、車がバイクで来たんだけど、わざわざ山あいの駐車場に駐車して、そこから走って坂を下ったってこと?、それも日の出直前の時間に?

これもちょっと考えられません。

 

そもそも失恋して思い出の地に来てるのに、港の坂道駆け降りますか? ってのも不思議です。ただ、あのパワフル真知子さんですから、やりそうな気もしますが・・・

 

ちなみに、かもめが居るってことは、季節は冬です。

日の出前の早朝に、坂道駆け降りたりしたら寒いよ!!、凍ってるかもよ!!

でも、あのパワフル真知子さんなら・・・(笑)

 

 

もみじの説

ってなことをここ2日間アレコレ考えてました。

この歌の考察もいろんな方がされてまして、それらを読んだりもしましたが、人によりかなり解釈が違い興味深かったです。

特に真知子さんを振る男性は「船乗り」or「漁師」と捉えてる人が多く・・・。でも横須賀ですから、漁師はないと思うけど。

 

で、それらも参考にしつつ考えた、自分なりに納得いく説はこうです。

 

真知子さんは、彼との思い出の地の横須賀に一人できて、海沿いのホテルに泊まりました。

彼のことを思い出すために来た横須賀ですが、思い出してもどうにもなりません。

それこそ「いったりきたりのくりかえし」です。

「港の坂道駆け降りちゃおうかしら?、そうしたら涙も消えるかしら?」と思ったけれど、実際には駆け降りてません。(だからこの歌詞だけ疑問文です)

それどころか「潮の香りが苦しいの ああ あなとの香りよ」と、横須賀に来てしまったことを後悔します。

そして、あまり眠れずに翌朝を迎え、ホテルの窓から日の出を待っていると、そこに「一羽の、かもめーがー翔ーんーだーっ」となったわけです。

 

どうです、こうだったんじゃないでしょうか?

これなら、真知子さんが釣りガールじゃなくても冬の早朝の海を見るのも不思議ではありませんし、冬の凍った坂道を駆け降りるなんて危険なことをしなくても済みます。

 

 

ちなみにこの歌の最初のフレーズ

ハーバーライトが朝日に変わる その時、一羽の、かもめが翔んだ

のパートは、もともとなかったそうです。

別の歌として作られた曲の一部を、あとから付け加えたんだそうです。

もしかすると、一見矛盾してそうなこの「冬の早朝設定」は、あと付けが故に生じてしまった矛盾だったのかもしれませんね。

 

でも、大丈夫。もみじの説なら矛盾しませんから。

これでスッキリです。良かった、良かった!

 

 

こちらも貼っときます。

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