会社をサボってものすごく怒られたお話し
バブル~バブル崩壊に向かう最中は、けっこうみんな普通に会社サボってた気がします。自分も当時、やりたくない営業をやらされ腐ってたこともあり、よくサボってました。
特に1995年は、1月の阪神・淡路大震災の影響で上司が長期的に関西に戻ってしまい、完全放置状態。そりゃサボりますって。サボりまくりです。ホワイトボードに「〇〇システム様 直行/直帰」と書いて、翌日はサボるわけです。今考えると、ホント何やってたんだか。
そして、3月19日の退社時にも「〇〇システム様 直行/直帰」と書いて帰りました。そして翌日3月20日はスキーに行きました。平日はスキー場も空いてて快適でした。
で、翌日会社に行くと、ものすごく怒られます。「お前はどこ行ってたんだ!、みんな心配してたんだぞ!」と。
なぜなら、1995年3月20日の朝、地下鉄サリン事件があったのです。会社でも「社員全員の無事を確認しろ!」となったしたらしく、自分が行ってるはずの取引先にも電話してくれたけどいなくて(そりゃスキー場にいますからね)、大騒ぎになってたらしく。
まだ携帯が普及してない頃ならではですね。ポケベル全盛期、PHSすらまだないころでしたから。
大いに怒られたとはいえ、「サボって何やってたんだ」というより、「心配かけやがって」という怒られ方でした。一応、売り上げノルマは達成してましたし、周りも(きっと怒ってくれた人も)、おそらくかなりサボってたからでしょう。バブル後期はまだそういう時代でした。
良いサボり・ダメなサボり
心配かけたのはアレですが、こういうサボりは自分的には大目に見ていいと思います。
サボってスキー行こうと思えば、そりゃ他の日に帳尻合わすよう頑張るわけで、それができていさえすれば、自分自身としてはサボったことにはなりませんから。
一方、自分がやろうと思ったことに対してサボってしまうのは、やっぱりマズいと思います。そこはちゃんと自分に向き合い頑張らないと。自分に嘘をつき、自分を誤魔化しつつサボったりするようになるとマズいです。
あと、やらなきゃと思うのについサボってしまい「自分はダメだ」と落ち込むのもマズいです。特に若いうちは、「完璧にやらなきゃ」とか「〇〇さんと同じくらいにやらなきゃ」と考えてしまい、それができないと「自分はサボってばかりでダメ」と思いがち。
それぞれ能力のキャパは違うのだから、自分のキャパに合わせた目標を立て、それに向かって頑張ろうとればいいのですが、たいてい高い目標を立てがちです。
できねぇーっつーの(笑)。人に求められようが、人にどう思われようが、「できないものはできない」のですから。
自分は早々に目標を下げちゃいます。ちょっとサボりつつでもできるくらいまで、目標を下げます。そのかわり、目標だけはしっかり達成します。そこだけはサボらない。
サボり癖のある怠け者な自分は、そのほうが結果的に良いパフォーマンスが出る気がしますね。
自分が上司の立場だとしても、高い目標じゃなくていいいから、目標をゆうゆうと確実に達成してくれる部下のほうがありがたい。高い目標を掲げ、やたら頑張る子は、なにかと危なっかしいことが多いですから。本当に能力ある子は、実はゆうゆうと確実に仕事してたりしますしね。
とうわけで、「適度にサボって、適度に頑張りましょう!」という、たわいもないお話しでした。
今週のお題「サボる」