今日は音位転換のことを書きます。
言いやすいよう文字を入れ替えられてる言葉が、けっこうあるよ というお話しです。
暑さ寒さもヒガマンデ!
お彼岸です。昨日はお墓参りに行ってきました。
奥さん、珍しくおはぎを作ってました。どうしちゃったんだろ?
十万石で買ってきたおはぎが好きなんだけどなぁ・・・
もみじ家では「暑さ寒さも!」と言えば、「ヒガマンデ!」と返ってきます。
「ヒガンマデ(彼岸まで)」じゃぁありません、ヒガマンデです。
理由は奥さんの小さいころのエピソード。
彼女は小学生のころ、教科書の「あつささむさも、ひがんまで」を、間違えて「あつささむさも、ヒガマンデ」と読んでしまったのだとか。
先生から「違いますよ。よく見てもう一度読んでください」と言われても、「あつささむさも、ヒガマンデ」と何度も読んでしまい、最初は笑ってたクラスメイトさえも微妙な空気になってしまったのだとか。
「彼岸まで」と感じで書かれてれば間違えるわけありませんが、「ひがんまで」とひらがなで、意味もまだわからなければ、間違えるのも無理ありません。
でも、奥さんよっぽど悔しかったらしく、お彼岸の度にこの話をします。
春も秋もなので、年2回。たいてい、お墓参りに行く車の中で。
そうこうしているうちに、もみじ家ではすっかり「ヒガマンデ」が定着しました。
そのうち、人前でも言っちゃいそうで怖い・・・
奥さんと弟ざる、言葉ひっくり返りがち
実は奥さん、これ以外にもしょっちゅう言葉がひっくり返ります。
地名とかしょっちゅうです。「きく?、くき?、どっちだっけ?」みたいに。
まだ仕事してたころに、セミナーで「対応OSはMS-DOS・・・」と言うべきところを、「対応OSはSM-DOS・・・」と言ってしまったこともありました。
でも、言った瞬間に奥さん自身も違和感があるようで、「あれっ、違ったかしら?」とたいていなります。
だから、間違えて覚えてるわけではないようです。一時的に、ひっくり返ってしまう模様。
自分にはそういうことはないので、とっても不思議です。
ちなみに、弟ザルも度々あります。
その度に「残念なところが遺伝しちゃったね」と笑っています。
音位転換って何さ?
こういう、言葉がひっくり返っちゃう現象で、一番有名なのは「とうもころし」でしょうか。トトロのメイちゃんです。
そして、この現象を「音位転換」と呼ぶんだそうです。
と、ここまではまぁ普通の話ですが、更に調べてみて驚いたことは、ひっくり返ったまま定着しちゃった言葉があるってこと。
例えば「舌鼓」。普通 シタヅツミ って読みません?
でも、シタツヅミ が正解だそうです。確かに漢字を読むとそうです。
でも、発音しやすい シタヅツミ で定着してしまったそうです。
同様なのが「秋葉原」。
漢字通り アキバハラ が本来という説もあるけど、アキハバラ で定着している例だとか。(諸説あるようです)
「山茶花」もそう。
サザンカ と読む人ばかりだと思いますが、本来 サンサカ だそうです。
サンサカじゃ、なんだかわかりませんよね?
もみじ家の頑張り次第では、「暑さ寒さもヒガマンデ」も定着させられる?
最近のアレコレ(ゴーヤ)
庭のゴーヤも、さすがにそろそろ終わりのようです。
今週は、最後の収穫をしました。高いところに生り、採れなかった実を。
実家から、高枝鋏を借りてきたの図。 pic.twitter.com/VOJDbtCznZ
— もみじてるやま (@momijiteruyama_) September 22, 2023
採ったゴーヤはこうなります。