今日は「肩甲骨」のことを書きます。
どこぞからか「マエケン(マツケン?)体操」とか「背中で合掌」なんてことが聞えてきたので、ならば自分も肩甲骨の不思議さについて書いちゃうよ ってお話しです。
数年来の弱点が肩
自分の弱点は右肩です。
以下の3つの故障を経て、今では右肩、使い物になりません。
- 1) 肩鎖関節亜脱臼(肩鎖靭帯の半分が断裂)
- 2) 頚椎症性神経根症(右腕に伸びる神経が圧迫され、眠れない程の腕の痺れ)
- 3) 五十肩
昔はハンドボール投げ45メートル、自慢の強肩だったのに・・・
もう右ではヘロヘロの球しか投げれません。ボウリングが左投げなのもそのせいです。
特に、肩鎖靭帯の断裂はもう復旧できないらしく、今でも鎖骨の端が半分脱臼した状態でポコンと出っ張ったままです。
お医者さんからは「靭帯は戻らないから、筋肉で支えるしかありません。筋肉落とさないようトレーニング続けて下さい」と言われました。
てな経験があるため、自分肩の構造は少々詳しいのです。
みなさん、「胴体の骨(背骨や肋骨)」と「肩や腕の骨」が、どうつながってるか知ってますか?
ちょっと不思議なつながり方なんです。初めて知る人はおそらく驚きますよ。
肩甲骨
どうつながってるかは、この動画で確認して下さい。
55秒の短い動画ですが、その前半5~10秒のところで判ると思います。
判りました?
胴と肩/腕は、横に伸びる細い鎖骨1本でつながってるのみ。
なんて弱々しいしい構造なんでしょう!
胴と脚を見ると、骨盤のポケットに脚の骨が刺さってるしっかりした構造です。それに比べると、この華奢な構造は何さ?
でも、犬猫を想像すると判ると思いますが、ほぼ前後にしか動かない後ろ脚に対し、前足はいろんな動きをします。
「お手」もしなきゃだし、穴も掘らなきゃだし、猫パンチ(フック)だってしなきゃですから、自由度が低い構造ではダメだったのでしょう。
でも、鎖骨一本じゃ弱すぎない? ってところで登場するのが、肩甲骨です。
肩甲骨は肋骨とつながってませんが、広く面で接することで肩を安定させます。
また、肋骨の上を上下左右に大きくスライドすることで、肩や腕をいろんな方向に動かします。
自分のように、肩鎖靭帯が半分しかなくても腕がちゃんと動かせるのは、肩甲骨(やその他各種の筋肉)のおかげなのです。
ビバ、肩甲骨!
挙上、下制、外転、内転、上方回旋、下方回旋
さて、我々はその肩甲骨を、動かさねばなりません。
マツケン体操やるのも、背中で合掌するのも、動かすべきなのは手ではなく根っこの肩甲骨です。
で、その肩甲骨の動きというのは、「挙上、下制、外転、内転、上方回旋、下方回旋」の6種類だそうです。
この6つの動き、自分も何度も目にしてはいるのですが、ちゃんと理解できてないし、覚えられてません。
だから、言葉としても使ったことがありません。
でも、まぁいいか・・・ と諦めてたのですが、そこに救世主が登場します。
この動画で、歌いながら肩甲骨の動き6種類を、きっと覚えられます。
覚える前に、爆笑しちゃいそうですが・・・