うどん県埼玉
埼玉県もうどん県です。うどん生産量全国2位。1位はもちろん香川県で、香川には適いませんが、1位じゃないってのが埼玉らしいくてよろしい。
実際、うどん屋さん多いです。特に、ちゃんとした店構えじゃなく、普通の民家や農家に「うどん」ののぼりが立ってるだけのうどん屋がけっこうあります。こういうのって、東京神奈川じゃ見たことありません。もちろん、ふつうの店構えのうどん屋さんも多いです。
埼玉のうどんってどんなのかと言うと、ごつごつしたぶっとい手打ちうどん。うどんが太いので、濃い汁につけて食べます。肉汁、きのこ汁、ナス汁などですが、太いうどんに負けない濃い醤油ベースのつけ汁です。
鴨汁そば に近いですが、うどんが太いのでつけ汁がもっと濃く、つけ汁の入れ物も大き目のどんぶりです。
神奈川出身の自分が、このうどんの名前が「武蔵野うどん」だと知ったのは5年前。 momijiteruyama.com
当時と今では、wikipediaの記述が全く違い、かなり校正されて正しい情報になっています。というか、5年前にwikipediaの情報はダメダメでしょ。笑
要は、「埼玉のうどん(麺)は、『武蔵野うどん』と呼ばれるごつごつしたうどんで、それを肉汁につけて食べる『肉汁うどん』スタイルで食べることが多い」ということです。
武蔵野うどん風年越しそば
前置きが長くなりましたが、昨日の大晦日、「埼玉らしい年越しそばを食いたい」と考えました。武蔵野うどん風の年越しそばです。
そもそも、年越しってなんでそば?、うどんじゃいけないの? とも思います。
が、親戚のおじさんが毎年年越しそばを打って持ってきてくれるので。
肉は豚か鴨か迷ったあげく、両方入れることにしました。
野菜がネギだけじゃ寂しいよなと白菜とゴボウを、キノコ類も出汁出るんじゃねとエノキとシメジを用意したら、「もはやこれは鍋だ、ジョン」状態に。
最後に、焼いた長ネギを乗せて完成です。
やや油っこくなり過ぎましたが、期待どおりコクのある濃い汁になりなかなか美味しく、子供達にも好評でした。
でも、市販の汁に「ミツカン追いがつおのつゆ2倍」を使ったので、見た目が薄くなってしまい。もっと醤油がドーンと全面に出る汁を使ったほうが、武蔵野うどんらしくなったかな。
鴨もペラペラだったので、来年はクリスマス食材と一緒に、いい鴨を買っておくようにしよっと!