長かった
アメリカでは新大統領就任から1週間が経過し、2カ月半に渡るネット界隈の陰謀論的な盛り上がりも収まってきました。って書いても、何のことやら全くわからないという人が多いのでしょうねぇ。一部界隈では盛り上がっていたのですよ。
何があったか一言にすると、「トランプ陣営が不正選挙を訴えたけどダメだった」ですが、さすがにそれじゃアレなので、3行にするとこんな感じ。
- 11月 3日に投票。バイデン圧勝のメディアの予想に反しトランプ大善戦。その後トランプさん資金集めに成功し、超有名弁護士達が不正選挙を訴え始める。
- 12月 法廷闘争開始も、当初予想通り法廷では不正認定されず、トランプ支持者ガッカリ(1回目)。でも不正あったと思ってる人は依然多数。
- 1月 6日代理人投票(最後の選定手続き)に、トランプ支持者大集結も逆転ならずガッカリ(2回目)。20日トランプさん離任式&バイデンさん就任式。
そして、上記「超有名弁護士達が不正選挙を訴え」の内容が、あることないこと含め壮大かつ魅力的で、更にそこにネットでは尾ひれが付き、世論誘導がなされました。
いわゆる「陰謀論」で、それがネット界隈で大盛り上がりしてたというわけです。
自分も半信半疑のスタンスでずっと注視してきましたが、大変面白かったですよ。でも、2ヶ月半は長かった、終わってほっとしております。笑
騒動の総括
結果が出て1週間が経ち、今週は様々な人がこの2ヶ月半の大統領選ウォッチャーの騒動に対し総括しています。
大統領選の総括ではありません、大統領選ウォッチャー(外野)の総括です。基本的には、世論誘導されてしまった人々が、フェイクニュースに惑わされた人々として批判されているものが多いようです。でも、「まだ負けてない!、これからだ」という挫けない人もいます。
この2カ月半は、今まで経験したことがないようなことばかりだったので、視点やスタンス次第で、いろんな意見があるのだろうと思います。自分自身も、総括しなきゃと思うのですが、色々あり過ぎたのでまとまりません。
それに、この2カ月半に起きたことについては、未だわからないことが多く。5年後くらいには、「実はあの時のこれは・・・」みたいに知ることができるのかもしれませんが、今は「?」だらけ。
でも、今までも大統領選のことは何度か書いてきているので、区切りとして疑問も含め自分の思ったことを書いておこうと思います。
- 不正があったかなかったのか、真実がわからなくて残念。不正の存在が法廷では認められなかったけれど、やっぱり疑わしいと感じる。一番知りたいのはコレ。
- 大手メディアの偏向報道はひどい。法的には違反ではないのかもしれないけれど、フェアじゃない。報道に中立を求めるのは無理なのかも、日本も含め。
- アメリカの選挙制度は緩すぎ。さすがに変わると思うけれど。
- トランプ弁護団が世論誘導の方法として、陰謀論的なものまで引っ張りだしたのは何でだったんだろう?、実は不正の証拠がなく苦し紛れだったのか?
- 世論誘導されないよう注意喚起してくれてる言論人は日本にもいて、その人達の意見は貴重だった。信用できる人の意見を聞くことはとても大事。どの人が信用できるのかどうかも、今回で良く判った。
- 一方、陰謀論ってものは面白い。プロや情報発信者がそれに染まっちゃいけないと思うけれど、一般人が陰謀論を楽しむのはいいと思う。妄信しなければ。
- 意図的に陰謀論で全てをくくることで、そっちの意見を抹殺したい人も居る。それも違うと思う。でも境界は難しい。
- 今回の件で、意見(というか予想?)の違いで批判し合ってる人が多数。攻撃的に批判する人もいて、それは違うよなと思う。せめて日本人だけは、排他的にならないようにしたいと改めて思った。
うーん、おおよそまとまらねーな。
日ごろから、人に読んでいただくことを考えず、自分の興味を書きなぐってますが、今回は特に自分向けの内容です。ごめんなさい。
最後に、トランプさんの魅力について
2ヶ月半もの長期に渡り、他国の日本人(の一部)をも夢中にさせた理由の1つは、トランプさんの魅力だろうと思います。
自分が「スゲーなこの人」と思ったのは2つ。
1つは1月6日の議事堂襲撃前のスピーチ。自分はリアルタイムに聞きました。おそらく大暴露をすると言っておきながら、たいしたネタは出せなくて・・・という苦しい状況だったお思いますが、そんなことは全く感じさせず、長時間力強くしゃべり続ける姿に驚きました。リーダーってのはこういうものかと。
もう一つは、1月20日の離任式の飛行機で去っていくシーン。「マイウェイ」をBGMに飛行機が飛び立ったのですが、そのタイミングと曲がホントにドンピシャで映画のよう、ちょっと感動してしまいました。こっちは、いわゆる「持ってる人」という意味でのスゲーなです。計算つくされた演出だったのかもしれませんが。
でも、自分の上司になって欲しいかというと、絶対嫌ですけどね。笑