今日は「方言」について書きます。
ウチのあたりでは、カ行変格活用が普通と違うんです というお話しです。
今週のお題「これって私の地元だけですか」
北埼玉に方言はあるのか?
自分は30歳近くまでを神奈川南部で、『ベー、ベー』言って暮らしてました。
漁師言葉です。横浜じゃないので『じゃん、じゃん』は言ってませんでした。
30歳以降は今の北関東(埼玉北部)です。
移住しても、言葉では困りませんでした。
意味わからない言葉とかもなかったし、ほとんど変わらない印象でした。
が、ちょっと違和感を感じた表現が2つあります。
1つは、「そうなん」という表現です。
普通「へー、そうんんだぁ」と言うシーンで、「へー、そうなん」ときます。
最初は、奥さんの親戚のおじさん個人の口癖かと思ってましたが、親戚みな言いますし、ご近所の人も言います。
そして子供ができ、子供の友達が家に遊びに来たりすると、子供も言うのです。
でもやっぱり、年配の人から聞くことのほうが多いかな?
カ行変格活用?
もう1つが、カ行変格活用がおかしいこと。
どうおかしいかを書く前に、そもそも「カ行変格活用」って覚えてます?
『来』です。「こ・き・くる・くる・くれ・こい」ってやつです。
『こない(未然)』『きます(連用)』『くる。(終始)』『くる時(連体)』『くれば(仮定)』『こい!(命令)』です。
習いましたよね、中学生のころでしょうか?
私達、何も考えずにカ行変格活用使いこなしてますが、改めてこれ見ると「なんじゃこりゃ?」ですよね。
「一つの漢字なのにいくつ読み方あるのさ?」って話です。
日本語習う外人さん、頭抱えちゃううだろうなぁ・・・
「来ない」と書いて「きない」と読む
さて、ウチのあたりでカ行変格活用がおかしいのは「未然形」です。
「来ない(未然形)」を、「こない」と言わず「きない」と言うのです。
「こきくるくるくれこい」じゃなく「ききくるくるくれこい」なのです。
これは移住当初、違和感ありまくりでした。
最初に聞いたのは義母から。
「今日、○○ちゃんは来ない(きない)の?」と言うので、おもわず「お母さん、それはカ行変格活用こきくるくるくれこいと言いましてね・・・」と教えてあげようかと思っちゃいました。
が、それに応えるウチの奥さんも「うん、今日は来ない(きない)わ」と返してます。
ダメだこの親子、国語の成績悪かったんだろうなぁ・・・なんて思ったり。
最初は、奥さん親子の口癖かと思ってましたが、親戚みな言いますし、ご近所の人も言います。
そして子供ができ、子供の友達が家に遊びに来たりすると・・・(以下省略)
どうもこれ、元は上州弁みたいです。
なので「きない」と言うのは、北関東の一部(群馬・埼玉北部)限定のようです。
埼玉の中でも北部の北関東圏のみ。南部のさいたま市(大宮・浦和)とか、越谷春日部とかの東京の植民地エリアでは(←おいっ!)、おそらく言わないと思います。
なので芸能人で「きない」と言いそうなのは、中山秀征、井森美幸、JOY、ゴルゴ松本、鳥居みゆき、照英、若槻千夏 あたりでしょうか・・・
最近のアレコレ(信号スズメ)
職場は外濠の近く、樹も多いため今の季節は、最寄り駅を降りると、セミの鳴き声が響き渡っています。
その鳴き声の中にスズメの鳴き声が混じります。
声の主は、駅前の交差点の信号機の上。
この子、ほぼ毎日ここにいます。
夕方はいたりいなかったりですが、朝はほとんどここにいて鳴いてます。
近くには他のスズメは一切いなくて、いつもこの子一羽だけ。
最初のうちは、親とはぐれた子スズメかしら? と心配しましたが、もう何か月かここで見かけるのでそんなことはなさそうです。
おそらく、自分でここに来てるのでしょう。
この信号が気にいってるのかな?、でもなんで?
この子の姿を探すのが、出勤した朝の楽しみです。