「私達は今日、何をしに行ったのかしら?」
「私達は今日、何をしに行ったのかしら?」という奥さんの台詞を、昨日は3度程聞きました
行く前のやりとりはこんな感じ
もみじ「今日用事が終わったら、赤羽のカエル展に行くけど一緒に行く?」
奥さん「いいわよ、独りで家に居ても仕方ないし」
行った後のやりとりはこんな感じ
奥さん「カエル展って、これだけ?」
もみじ「うん、ミニ企画展だからね」
奥さん「カエルならウチの庭にもっとたくさんいるじゃない」
もみじ「そりゃそうだけど・・・」
奥さん「私達は今日、何をしに来たの?」
もみじ「・・・(鮒の横見かな)」
荒川知水資料館 アモア
荒川知水資料館アモア で、ミニ企画展「あらかわのカエル」というものをやっていたので、見に行ってきました
コロナの影響で予約制、3日前に予約し往復3時間かけて行ってきました
ミニ企画展 というだけあって、とてもささやかな展示だということは、既に行った人のtwitterで知っていました
でも、せっかくなので行ってみたわけです
荒川治水資料館アモアは、赤羽の岩淵水門のすぐ横にありました
岩淵水門っていうのは、荒川の水位が上昇した際に、都内を流れる墨田川に水を流さないようにして都内を守る水門です(←たぶん)
去年の台風12号の際にも、12年ぶりに3日間閉門し、都内を守ったそうです
資料館としても、岩淵水門の説明がメインのようで、館内では、「たくましくて美しい岩淵水門は・・・」みたいなアナウンスが流れてました
「美しい水門」くらいならわかるけど、「たくましくて美しい」ってのにはちょっとびっくり、水門愛が溢れてますね
ダムマニアだけじゃなく、水門マニアもいるのかしら?
ミニ企画展「あらかわのカエル」
ミニカエル展の展示内容は以下3つだけ、展示場所もエレベーターホール
- カエルの暮らし (ホワイトボード2枚分程度のパネル展示)
- カエルの音色 (VTRによる音声展示)
- カエルの動き (生態展示)
生態展示は、トウキョウダルマガエル・ヌマガエル・アマガエルの予定だったようですが、トウキョウダルマガエルしか姿が見えません
よーく見たら、穴の中にヌマガエルが眠ってました、もう冬眠モード?
事前にそういう内容だと知っていたので、僕は驚きませんでしたが、奥さんは状況が理解できなかったようで・・・
奥さん「次の展示はどこ?」
もみじ「これで終わりだよ」
奥さん「えっ・・・(しばし絶句)」
奥さん「カエルならウチの庭にもっとたくさんいるじゃない」
奥さん「私達は今日、何をしに来たの?」
事前に知ってた僕でも、実際の展示のささやかさぶりには多少のショックを受けたくらいなので、奥さんの驚きもごもっとも
でも、そういう展示だとちゃんとアナウンスされてたものなのですから、主催側を批判するつもりも全くありません
事前に、ミニ展示っぷりを良く伝えておかなかった僕が悪いのです
鮒!
自分は増水好き・洪水好きで、台風の時には各河川の増水っぷりを見に行ってしまうタイプなので治水にも興味があるから、それ系の常設展示物も楽しめました
が、奥さんはそんなものには全く興味がなく、早く帰ろうと言っています
仕方なく、ささっと一回りして終わりにしました
帰り際、奥さんがトイレに寄ってる際に出入り口付近を見渡すと、鯉と鮒とウグイの水槽があり
ここで鮒に目を奪われました
20cmオーバーのそこそこ大きい鮒が、10匹以上います
大きな鮒を横見する機会はなかなかないし、それも2~3匹じゃなくたくさん!
近寄ると餌くれダンス、なんだ金魚といっしょだよ
群れを作ってみんなで一緒に泳ぐのも、ウチの池の金魚といっしょです
20cmの鮒が群れて機敏に泳ぐ姿に、マブ(釣りにおけるマブナの愛称です)のイメージが少し変わりました
小さいマブが群れてるイメージは持ってましたが、こんなに大きくなっても群れるんだぁ・・・、どうりで釣れ始めると連続して釣れるわけだ
もう少し眺めていたかったのですが、奥さんがトイレから戻ってきてしまい終了です
この鮒を見るために、もう一回行ってもいいかな
落胆してた奥さんには、帰る途中に好物のエビをご馳走しておきました
食べながら奥さん、いつもの「何でも連れて帰ろうとする癖」が出て、「あのカエル、ウチに連れて帰れないかしら」と言い出しました
連れて帰るのは無理としても、展示が終わったら(明日までです)、自然に返してもらえるといいなと思いました