今日は「なんでも変わっていってしまうよね」ってお話です。
変わっていってしまうよね
「変わっていってしまうよね」って、なんだか年寄くさい。
自分で文字にした瞬間に、もはやジジィだなとと思いました。
そういえば、一応変化を受け入れない程ではないつもりですが、世の中の変化のスピードに付いていくのが大変になってきていますし、古いものを「いいな」と思う気持ちが強くなっています。
これってジジィですよねぇ・・・、アラ還なんだから、そりゃぁそうか。
いっそ、「もみじ」を止めて、「もみ爺」にしようかしら。
でも、変わってほしくないものまで変わっていってしまう、その現実は、せつないものです。
どうすることもできないので、なおさら。
ただただ現実を、受け入れるしかありません。
失われる北関東らしさ
自分は25年前に、神奈川南部から北関東南縁に引っ越してきました。
もともと住んでいた神奈川南部は、半島地形で平地が少ない上に、人気があるエリアなため、昭和のうちに宅地化が進み、農地はすっかりなくなっていました。
が、引っ越してきた当時の北関東南縁は、ほとんど農地でした。
駅から家までの道も、5分歩けばそこからは田んぼや畑の中でした。
ウチも20年間ずっと、南側は田んぼ、西は麦畑でした。
が、5年前にに麦畑がなくなり家が建ち、去年には田んぼもなくなり・・・
うちの周りだけではありません。近隣一体がどんどん宅地化されています。
チビ姫と散歩をしていると、「あー、ここの田んぼもとうとう・・・」となります。
もちろん、過疎化していくよりはずっといいはず。それは解っています。
ですが、自分が好きな田園風景が失われていくのは、せつない現実です。
トウキョウダルマガエルも激減
そして、ウチの池も様子が変わりました。
25年間、池の主役はトウキョウダルマガエルでしたが、それは隣に田んぼがあってこそのこと。
ウチの場合カエルは飼ってるわけではなく、住み着いてくれてるだけなので、田んぼと隣接しなくなれば、当然来てくれるカエルも居なくなります。
今年、大人のトウキョウダルマガエルを見たのは、春先のメス1匹だけ。
あとは、去年生まれたらしきチビッ子は2匹と、遊水池の底の水たまりから連れてきたチビッ子が2匹だけ。
とうとう、庭からトウキョウダルマガエルの鳴き声は聞こえなくなりました。
メスやチビッ子は鳴きませんから。
この子はまだ3.5cmくらい。
大人のトウキョウダルマガエルが居た頃なら、こんな子は池には入れません。
池の主役がトウキョウダルマガエルだった日々は、とうとう終焉です。
池がトウキョウダルマガエルだらけなんて頃もあったなぁ・・・(遠い目)
池の主役も交代
でも、急な話ではないので、自分の気持ちもだいぶ整理がつきました。
何ごとも変わっていってしまいます。それは仕方ありません。
去年までは、池はカエルが暮らしやすいようにと考えて工夫してきましたが、今年からは金魚達が暮らしやすいよう、工夫していこうと思います。
最近のアレコレ
トウキョウダルマガエルが激減と書きましたが、それはトウキョウダルマガエルが田んぼのような大きな水場を必要とするからです。
一方、アマガエルはそうでもないようです。
アマガエルはツリーフロッグですから、普段は水の中にいません。そもそも泳ぐのは得意ではありません。
田んぼがあれば田んぼで産卵しますが、もっと小さい水場でも産卵しオタマジャクシが育つようです。
もしかすると、アマガエルはまだまだ庭に居てくれるかもしれません。
ただ、うるさいんですよね、アマガエルは。身体は小さいのに声はやたらデカくて。
リモート会議してても、「なんか鳴いてませんか?」ってよく言われちゃいます。