今日は「北海道」のことを書きます。
どこ住んでんの?と聞かれ「埼玉県」じゃなく「埼玉」と答えるのだから、北海道の人は「北海」と答えるべきじゃね? ってお話しです。
名前は大事
自分はお仕事で「モデリング」をすることが多く。
複雑な物事の構造を「シンプルなモデル」に表すことで、理解し易くしたり、共通認識を持てるようにするために行います。
モデリングでは、名前の付け方がとても大事です。そのものを正確に表す名前をつける必要があるのです。
例えば「顧客」「潜在顧客」「既存顧客」「優良顧客」「大口顧客」のように、その時に必要な切り口で名前をつけて、より識別しやすくします。
てなことを普段からやっていると、要らぬことが気になってしまうことがあります。
これから書く「北海道」もそう、なんで「北海」呼ばないのさ? ってのが気になってしまいました。
もちろん「北海道が名前なんだよね、北海じゃないんだよ」と言われる人が多いことは想像できます。
が、そうだとしたら「東京都」とか「埼玉県」に対応する呼び名は「北海道道」とか「北海道県」であるべきじゃね? と思うわけです。
調べてみた
まず、奥さんに疑問をぶつけてみました。
もみじ「ねぇ、どうして北海道の人は「北海から来ました」って言わないと思う?」
奥さん「それじゃトドみたいだからでしょ」
やはり、聞くだけ無駄であったか・・・
「北海道 北海」でググろうとすると、早速「北海道 北海と言わない」という検索キーワード候補が表示されました。
やはり、不思議に思う人はいるのですねぇ・・・
そしてなにやら、チコちゃんでも取り上げられてた模様。
ただ、いろいろな情報を見てみましたが、イマイチ納得がいく答えではないんですよねぇ・・・
歴史的な経緯なども理解はできるのですが、だからと言って「北海+道」もしくは「北海道+道(もしくは北海道+県)」を否定する理由にはならないと思うのですが・・・
モデリングだったら、「そういうところで安易に例外を許してはいけませんよ」と先生から怒られてしまうところです。
もやもやしてしまいました。
東海道って、道じゃなかったらしい
そんなことを調べてる中で、ちょっと違うところに思いがけない発見がありました。
それは「東海道」についてです。
東海道って「東京から関西までの道」だと思ってましたが、そうではなくて、京より西の太平洋側の地域(伊賀,伊勢,志摩,尾張,三河,遠江,駿河,伊豆,甲斐,相模,武蔵,安房,上総,下総,常陸)のことを表すものだそうです。
東海道の「道」も、北海道の「道」も、どっちも「道」ではなくて、県より大きい単位の地域を表すものなんだとか。
ってことはもしかして、ホントは東海道を通る道には、「東海道道」って名前をつけなきゃいけなかったんじゃね? って気もしてきます。
ここでも、もやもや・・・
っていうか諸悪の根源は、地域を表すべきところに「道」の文字使ったことじゃね?
これって中国由来らしいけど、中国でももう使ってないっぽいです。